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Channel: 記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)
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南区大楠エリアで「昭和」探し

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1月9日午後、西鉄平尾駅で柳川観光列車「水都」を撮影後、電車に乗って隣の高宮駅へ。ここで降りて大楠経由で自宅まで歩きました。

いつも通る道の1つ南の道(若久川の北側)を初めて通ったのですが、この通りは素晴らしいですね。昭和の雰囲気香る商店や建物多し。

開店から50年余という「おかずの浪花屋」さんで惣菜を買って帰りました。天ぷら等の惣菜をけっこう買ったのですが、280円と激安で価格も昭和です。ここは木製の手作り惣菜ケースも素晴らしい!

筑肥橋を再び渡って博多区へ入り、美野島商店街へと続く道沿いに昭和の建物を活かしたケーキ屋さん等が増えていて驚きました。

以前あった駄菓子屋さん等は無くなったけど、撮影したくなる風景が増えているのは嬉しい限りです。昭和的な路地が多い大楠・美野島エリア、まだまだ散策し甲斐があります。

散策ルート地図

 

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北島寛「街角の記憶~昭和30年代の福岡・博多」

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美しき九州~「大正広重」吉田初三郎の世界


美野島商店街の夕景

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1月9日に故障したOM-D、オリンパスに修理に出したところ中1日で無事に修理完了。予定では修理に1週間と言われてましたので大助かりです。1月14日夕刻、渡辺通り3丁目のオリンパス福岡サービスセンターへカメラを引き取りに行きました。

冬の運動不足解消を意識して、この日も自宅事務所から徒歩で往復、途中の寄り道は日常風景(笑)。途中の美野島商店街を通過する際に夕焼けがキレイで、ついつい撮影…。

美野島商店街は無数に広がる路地裏歩きが楽しいエリアで、20年前から幾度も撮影散歩で訪れてます。ここ数年は他の商店街同様に店舗が減り、寂しさが増しています。

夕暮れの早い冬どき、日没までのわずかな時間でしたのでお店に立ち寄る時間が無かったのは残念ですが、10匹ほどの犬や猫に遭遇。

建て替えや再開発で昭和レトロな風景も減りつつありますが、まだまだ探すと写真撮りたくなる風景が見つかるのが住吉~美野島エリアです。

 

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美しき九州~「大正広重」吉田初三郎の世界

ある日の散歩コース上で気になったもの

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1月14日夕刻の散歩コース上の気になるもの。1枚目「無装荷搬送式多重通信方式発祥之地」記念碑。世界初の某通信海底ケーブルにまつわるもので博多駅東のNTTさん敷地にあります。この碑のあるNTTさんのビル向かいが私が8年通ったゼンリンビル…。最近人気で行列が絶えない某ラーメン店そばです。

2枚目「麻生太吉寄進灯籠」。3枚目、少彦名神社「日本薬種祖社」碑。いずれも筑前一之宮・住吉宮境内にあります。

4枚目「いそのビル」。いそのビルは磯野七平鋳造所の廃業後、不動産業に転じた博多の名家・磯野さんの管理物件…。

5枚目「第一四十川アパート」。ここは旧上四十川沿い(ふくや経営「たべごろ百旬館」裏手)で、長谷川町子さんが上京前に暮らしていたエリアにあります。アパートを管理する大神土地は「渡辺通り」渡辺與八郎氏とともに、渡辺通りから春吉にかけての開発を先導した大地主さん。

6枚目「春吉公園内に移設保存の旧春吉橋石組み」。現在は「中洲懸橋」と呼ばれている旧春吉橋の石組石柱を公園の花壇やベンチとして再利用されています。詳細は以下7枚目の通り案内板が設置されています。

以下、8枚目は住吉の古い路地に遺る昭和な「町内木製掲示板」。このエリアも昨年までは木造家屋や昭和初期のモダン建築が遺っていましたが、次々に解体されてます。

あと9枚目、美野島橋脇の公園の雨水マンホール蓋。せっかく煉瓦敷石に合わせたデザインなのに、わざとのように斜めに設置されているのが気になりました。

タモリさんではありませんが「下を向いて歩く」ことで色んなものが目に付きます。

 

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美しき九州~「大正広重」吉田初三郎の世界

大正7年の「福岡市街案内地図」を読む

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先日入手の貴重資料「福岡市街案内地図」は、大正7年の工業博覧会時に博軌電車(博多電気軌道、のち九州水力電気)が発行したものです。

メインスポンサーは創業者・渡辺與八郎氏の紙與呉服店です。

地図面からも様々な情報が読み取れますが、広告面のラインナップも素晴らしい!

今も盛業中の東雲堂(にわかせんぺい)をはじめ、パンの三好屋、磯野金物店、松屋呉服店、丸善博多店etc…。三好屋は九州で最初のパン屋さん。

この時代の博軌電車の責任者は、すでに村上巧児(西日本鉄道合併時の社長、井筒屋やいとうづゆうえん、西鉄ライオンズ産みの親)でしょうか。のちに「電力の鬼」と呼ばれる松永安左エ門との電力供給バトルを福岡で繰り広げていた頃です。

当然、この市街図は村上が運営する博軌電車の路線が太く赤く記され、松永らの運営する福博軌道(九州電灯鉄道)線は細く記されています。両者が統合し福博電車(西鉄福岡市内線の前身)となるのは、松永が福岡を離れた昭和に入ってからです。

工業博覧会は西公園下と洲崎裏町の2つの会場を遊覧船で繋いだことを知っていましたが、地図には運行航路もきちんと記されています。他資料と照らし合せて色々活用できそう…。


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美しき九州~「大正広重」吉田初三郎の世界

本日より番組でもPR開始!「栄光の西鉄ライオンズ~映像でよみがえる野武士軍団の記録」DVD

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1月16日朝のKBC「土曜もアサデス。」では2月に発売される「栄光の西鉄ライオンズ~映像でよみがえる野武士軍団の記録」DVDのPRダイジェスト映像が初放送されました。

藤原満さんのコメントに加え、DVDのナレーションを担当していただいた田上アナウンサーの映像紹介、よかったです。DVDでは西鉄全盛期に実況をしていた小城アナの貴重な音源に加え、田上アナの素晴らしいナレーションで見応え満点。KBCさんと西鉄さんで正式に情報リリースされましたので、構成・台本・監修役として、見どころを少しずつご紹介できればと思ってます。

1月18日よりKBC特設サイトにて先行予約開始です!サイトではダイジェスト映像も閲覧できますよ。

特製ニモカ付きは私もほしい…


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明日まで、中津からあげサミットin FUKUOKA

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1月15日午後、天神で打ち合わせ後、この日から始まった「いいんじゃら 中津物産市&中津からあげサミット in FUKUOKA」をちょっこし覗き、からあげ&大葉胡椒&かけるからあげを購入しました。

ちょうどRKB今日感テレビの中継後で、以前「豆ごはん。」D時代にお世話になったTさんと遭遇、雑談しつつ待って揚げたてをゲット。とても美味しゅうございました。

買おうと思っていた「聖林(ハリウッド)」は早々に売り切れだったのは残念ですが、中津エリアではお馴染みの宝来軒もラーメン出店中!

で、個人的にこの日一番の収穫は明治38年創業・田中醤油さんの商品たち。甘酒、かける中津からあげ(味噌麹)、大葉胡椒…いずれも美味、新鮮でクセになる味です。しょうゆソフトクリーム、ジンジャードリンクも気になります。

 

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かつ丼「友楽」さんの最後の日々は明日23日放送…

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年末で全店閉店となった天神・福神街、明日1月23日のTNC「土曜ニュースファイル CUBE」でかつ丼「友楽」さんの最後の日々ドキュメントあるようですね。よほどの事件事故がない限り放送あるでしょうが、天気だけは気になります。

必見、要録画かも!当初は友楽さんは完全閉店との話で聞いていたので、移転先を探しているというのは嬉しい限りです。

それにしても、番組公式サイトの更新が昨年夏で止まってる…。経費削減でしょうか、少々みっともない気が…。

今後数年、福神街だけでなく西日本ビル、ジュンク堂の入るメディアモール天神ビル(旧因幡街商店街)、福岡ビルの再開発は天神コアビル(旧西鉄街)や天神ビブレ(旧因幡街商店街)も含めての再開発がどう動くのか、気になります。


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大正11年創刊の雑誌「商店界」に興味津々

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大正11年創刊の雑誌「商店界」、目についたら入手したり内容をチェックしていますが、昭和29年6月号は九州各都市の商店街や小売店の特集で興味深い内容です。

新天町や西鉄街、川端商店街などの寸評や取り組みに加え、まだスーパーの概念や言葉が無い時代ということで渕上呉服店(のちユニード)は九州の異端、乱売屋という言葉で紹介されています。

発行元の誠文堂新光社は創業100年を超えて盛業中、これら記事に使用した写真群のネガやプリントが遺っていないか尋ねてみたいです。遺っていれば貴重な写真資料…


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雑誌「商店界」昭和9年2月号はミニーマウス広告、のらくろハーモニカはキャラクター商品の先駆け?

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大正11年創刊の雑誌「商店界」、昭和9年2月号は相当面白い内容です。

キャラクター商品のはしりとして「のらくろハーモニカ」、広告にはミニーマウスらしきネズミのキャラクターも登場。少し調べると、昭和9年にはすでに日本でもミッキー&ミニーは小ブームになってたんですね。「ミッキー・マウスの結婚(歌:平井英子 & 藤山一郎)」というレコードもあったようでビックリです。

翌10年にミッキーは阪和電鉄のレジャー施設パンフのキャラクターに採用されたとか…。当時の景品用ゲーム、接客マナーなども面白し。もちろんグラビア写真も豊富で資料としては秀逸。


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薬院の「恵味うどん」と昭和のゼンリン住宅地図

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雨天の日曜日、お昼にうどんを食べたくなって普段行かないところに行ってみようと食べログで検索。福岡市のうどんランキング上位で個人的に懐かしい「恵味うどん」をみつけ、しかし麺の寸評が記憶と全然ちがうので約25年ぶりに行ってみました。

店構えは以前と変わらないものの、今更ながら代がわりして雰囲気やうどんが少し変わっているのを知りました。

店頭には木村カエラさんのサイン入りギター。細い平打ち麺が博多うどんの象徴「ごぼう天うどん」元祖で伝説となっている天神町「おとちゃんうどん」から発想している事を知り、親しみも一気にわきます。おとちゃんうどんの名物だった天ぷら宜しく、今日は天ぷらうどんをいただきました。美味!

新川橋そば、一時期うどん屋の並びに古巣ゼンリンの「地図の店」があった事があり(すぐ移転、私は当時博多駅東のゼンリンビル勤務)、当時連れられて何度か行ったことがありました。

この界隈の土地勘や記憶が曖昧で、手持ちの「ゼンリン住宅地図」1989年版や「ゼンリン50年史」をみるも記載なし。気になるも「恵味うどん」は89年版にもきちんと記載あります。

ちなみに「恵味うどん」がある界隈は、昭和40年前後の町界町名変更以前は「薬院大通二丁目」。そう、現在は交差点や駅名、バス停名にしか遺っていない「薬院大通」は「恵味うどん」そばの新川橋から、ロータリーがあった警固六ツ角までの旧町名。89年版「ゼンリン住宅地図」には旧町名と現町名の対照表がついていて、ほんとに実用的です。

 

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冬の晴れ間の飛行機と菜の花撮影…

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1月16日(土)は冬の貴重な晴天でしたが、午前と午後に1件ずつ打ち合わせが入っていたので遠出の撮影には行けず。夕刻、徒歩圏内の福岡空港にて飛行機と夕景を30分ほど撮影しました。

寒い冬でも空港北側の撮影&ビュースポットは多くのギャラリーや撮影者がいます。この日も撮影している人が4~5人いました。ここは早くも菜の花が満開です。

天気が良い日を待ってますが、冬の福岡市はホントに晴れの日が希少な日本海側気候。なかなか動ける日時と天候が合いません。

空港の周囲は昭和なネオン広告がたくさんあります。マジックアワーな時間を待って、空港口の明月堂看板を撮影してみました。

2月になると花粉症の季節、さらに春一番前後には黄砂も飛ぶため福岡市は視界が悪化します。大寒の時期がホントは一番空気が綺麗なんだと思いますが、今年はPM2.5も多くホントにすっきり晴れた日が少なし。

 

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紀伊国屋書店ゆめタウン博多店に期間限定特設コーナー設置!

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監修等でお手伝いさせていただき昨年末に刊行された写真集「昭和のアルバム 福岡(電波社)」。書店さんに尋ねると、高価ながらも私が思っていたより売れているそうです。

紀伊国屋書店ゆめタウン博多店では今週末より、同書やフォトブックシリーズなどの特設コーナーも設置へ。ここはフォトブック第1巻を発刊し新聞記事で取り上げていただいた際に、最初に電話が来て仕入れていただき特設コーナーを作ってくれた書店です。昨年春まで一大コーナーを作ってくれていましたが、店舗面積が半分以下となり郷土史系コーナーが激減する中で一旦全巻引き上げておりました。

今回、新刊に加えて売り切れ間近(絶版前)のフォトブックも1月21日に納品しておりますので、お近くへお越しの際は書店にもお立ち寄りください。


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1989年のゼンリン住宅地図にみる懐かしい記憶

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昔の住宅地図は情報や記憶の宝庫です。

古巣ゼンリンの商標である「住宅地図」、新刊が出るたびに基本的に旧刊は予約頒布で引き取って再生紙に回してきたため、古いものほど現存部数は多くありません。

1989(平成元)年の福岡市7区版それぞれ所有しているのですが、これが結構役に立ちます。

画像は中央区版の住宅地図巻末に掲載されている別表、柳橋連合市場や西鉄名店街、味のタウン他のいわゆる商業テナントが掲載されていて当時の懐かしいお店の名前をみつけて楽しみます。

当然ながら平成元年ということは、地行浜やシーサイドももち地区などは「よかトピア」会期後の更地状態を見越して白地図です(笑)。

地図というのは完成し人々の目に触れた瞬間、基本的に「過去の情報」になっています。人それぞれの記憶にあるお店の名をみつけただけで会話や思い出話が弾み、嬉しくなりますね。住宅地図、実は普通の市街図以上に聞き取りや説明時の必需品です。


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雪景の西鉄電車を撮る~下大利&西鉄二日市

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40年ぶりという大雪になった1月24日、西鉄天神大牟田線は電車が動いているのを確認して、雪景の電車撮影にチャレンジしました。

雪よけの屋根とカーブと踏切があって、階段で高さ調整も出来るもっとも手軽な撮影スポット、それは下大利駅(仮)西口そばの踏切です。

ここは上り電車はカーブして通過、下り電車は反対側へ移動して撮影できる上に、駅の出口なので階段もあって雪にまみれるのも最小限で、最適な場所でした。

予定では津古もしくは端間まで行くつもりでしたが、西鉄二日市で吹雪が強くなり列車の遅延も予測つかない状態になって断念。西鉄二日市駅で下車し、10cm近く積もった雪の道を移動して太宰府線の「旅人」を撮影し、すぐ駅に戻りました。

二日市駅ホームでしばらく撮影し、普通電車のゆるり旅で天神経由で自宅へ戻りました。

これだけ雪が降ると電車のヘッドはこうなるんですね、吹雪くと電車が見えなくなること(電車通過で雪煙が大量に舞ってまる被り)や、氷点下でカメラ使うと誤作動も多々起きることを知りました(笑)。

しかし、今日の雪は普段のぼた雪ではなくサラサラの粉雪でしたので、雪煙をあげて走る電車はけっこうな迫力でした。

 

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雪景で際立つ西鉄路線バス

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雪の日曜日となった1月24日、西鉄天神大牟田線の撮影を午前中で切り上げて普通電車で天神へ。

天神からは櫛田神社を経由して徒歩で帰宅することにし、西鉄路線バスを中心に沿線風景を撮影しました。

日曜日であることに加え、雪でマイカーで出かける人が少ないので、実は走行中の路線バス撮影には最適な日となりました。

福岡人としては荒天でJRが止まっても驚きませんが、市中心部で西鉄電車やバスが止まることは殆ど無い訳で、西鉄バスの底力を改めて知る機会となりました。さすが日本一のバス会社です(※西鉄単体では車両保有台数全国2位ですが、西鉄グループは地域分社化を行っており全体では圧倒的1位)。

普段は平日も土日も車が多く、こんなに楽に撮影できません。雪の日に走っているのはバスかタクシー中心、チェーン装着したバスもなかなかイイものです…。


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あつあつのごぼう天うどん&雪景色の櫛田神社

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雪景色の1月24日、極寒の二日市から福岡(天神)駅へ戻り、改札を出て迷わず「やりうどん」に入りごぼう天うどんを食べました。その美味たるや、生きててよかったと思えるほど(笑)、冷え切った身体には博多のうどんが一番です。

その後、徒歩で国体道路沿いに沿線の路線バスを撮影しつつ櫛田神社へ徒歩移動。

雪化粧の境内もいい感じ、この天候でも参拝客が意外に多く驚きました。

前日23日に設置された節分大祭の大お多福面、2月3日の節分大祭まで10日余です。


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古地図でまち歩き、私の原点は「伊能図で巡る長崎街道」本

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書棚を整理していて久々に開いた本のひとつ。ゼンリン子会社時代には地図を伴う様々な企画出版に携わりました。JR西日本「三都物語」ガイド本なども楽しかったのですが、思い出深いのは旧長崎街道を歩く会代表・河島悦子さんの「伊能図で甦る古の夢 長崎街道(ゼンリン・1997年)」です。

初版発刊時に装丁や構成アドバイスなどで少々お手伝い。当時、地図を全面に活用したまち歩き本はほとんど無かったので、それなりに注目されました。古地図でまち歩きする楽しさを教えていただいた懐かしい本です。

久しぶりに旧長崎街道も歩いてみたい…。この本のあと河島さんは「唐津街道」など数冊を発刊、旧唐津街道は福岡市内を貫通しているので、日常歩くなかで意識して名残り探ししています。


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昭和10年の九州地区の電力覇権争いの貴重資料が面白い!

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かなり面白い資料を入手!昭和10年の「熊本逓信局管内送電線路及発電所図」です。

現在の九州電力、西日本鉄道などの前身である赤印(60サイクル)の東邦電力(松永安左エ門)と緑印(50サイクル)の九州水力電気(麻生太吉、村上巧児)の電力覇権争いの貴重資料、当時の勢力図がわかります。

北九州・筑豊は九水(子会社の九州電気軌道、旧博多電気軌道を含む)の独壇場、福岡・筑後・佐賀は東邦(九州電灯鉄道、九州鉄道、西部合同瓦斯他)優勢ながらも、福岡市に関しては九水が東側を抑えています。

この図、広げると駅貼りの一番大きなポスターほどの大判、細かく調べれば当分楽しめそう……。

那珂川沿いの美野島堰界隈を散歩すると、この図に表されている電力勢力争いに絡んでいそうな古い電力境界碑があります。(下の写真)右は九州電力に統合されてからのものですが、電力の境界を表しているようです。ちゃんと調べたいなと思いつつ、さてどうしたものか。

さらに、送電線の勢力争いの名残りといえば、西鉄福岡市内線の痕跡がある「馬出電停跡」そばにある古い電柱もそうですね。

松永安左エ門が開業した福博電気軌道時代を経て、電車の設備が西鉄になってからも電柱そのものは東邦電力を経て九州配電と日本発送電の再編で九州電力になるまで、松永派のものでした。

馬出地区に2本残る東邦電力時代からの電柱、移築した1本を含めて福岡市内線の痕跡であることは確かですが、所有はずっと九電という次第です。

西日本鉄道は成立時の村上巧児以降、昭和期の社長の大半が、村上の後輩である旧九州電気軌道&九州水力電気出身者。西鉄ライオンズ全盛期を演出したのもそうです。逆に九州電力は松永安左エ門の後輩である旧東邦電力出身者が大半を占め、戦時下の企業統合により誕生した電気(九州電力)・ガス(西部ガス)・交通(西日本鉄道)のルーツは調べるほどに面白いですね。

 

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昭和7年の「九州帝国大学工学部便覧」

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資料の整理してたらこんなのも出てきました!

昭和7年の「九州帝国大学工学部便覧」ですが、表面は「筑前名所図絵」と題された九大工学部キャンパスの鳥瞰図。

大学周辺の名所が赤短冊等で記載されています。

炭鉱(亀山炭鉱、福岡炭鉱)やビール会社(大日本麦酒、現アサヒビール)、石油会社等の記載も。


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RKB「豆ごはん」鹿島本館物語の謎

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今夜放送されたRKB「豆ごはん」(19:00~)鹿島本館物語~外国人観光客に大人気、創業90年老舗旅館~に資料協力しました。

打ち合わせ後、少し引っかかることがあったので手持ち資料をひっくり返して調べ直し。博多・冷泉町にある登録文化財「鹿島本館」に関することですが、建築年がはっきりしておらず。最初と考えられている丸清館から大盛旅館へ経営・名称は変わり(番組では建築者がはっきりしている大盛旅館として紹介)、そして戦後に「博多ホテル」を経営していた牟田家が購入し現在は一族の山田さんの経営です。

で、この昭和5年「福岡市旅館組合発行」資料には当時の福岡市旅館一覧が掲載されていますが、萬行寺前町の旅館は3つあるも該当する旅館の記載はありません。旅館名は右上から格上の旅館順に記載されていると思われます。皇族やアインシュタインも宿泊した栄屋、同じく天皇も宿泊した松島屋、水野旅館、海容館などの老舗が続きます(いずれも現在は廃業)。

昭和5年地点で建設前だったのか?昭和6年の住宅地図(福岡市縦横無尽図)には鹿島本館の場所に「丸清館」の名が見えます。経営者の交代時期で休業中だったかもしれまんせが、博覧会などの際に旅館組合が発行した他資料も改めて確認要です。

鹿島本館を購入前、牟田家が経営していた「博多ホテル」の写真を3枚。作家・火野葦平をはじめ、戦前からの著名人が多く贔屓にしていた当時福岡一の近代ホテルでした。現在、パチンコ屋「GION11」がある祇園町にあったホテルは昭和20年の終戦直後にGHQに接収され翌21年に火災で全焼。再建のために「大盛旅館」を買い取り、牟田家の出身地・肥前鹿島から名前をとったと伺っています。

鹿島本館、私自身も2度ほど宿泊したことがありますが、いずれも10年以上前のこと。登録文化財に指定される直前は廃業の話も出ていましたが、見事に盛り返して嬉しい限りです。博多祇園山笠「西流」50年史の編纂を担当していますが、鹿島本館はまさに旧萬行寺前町で「西町流」の所属でした。

界隈に残る旅館は3軒隣の山本旅館のみ、同旅館は鹿島本館と同時期に材木商から旅館に転じた変わり口ですが、こちらも外国人観光客中心に近年人気になっています。

大正中期の「丸清館」の写真絵葉書は所有しており、中庭の写真などは現在の鹿島本館のそれとほぼ同じ。謎が増しておりますが、とりあえずOAまでに調査は間に合いませんでした(笑)。

最後の写真は界隈の下祇園町にあった第二高島屋の4階建家屋。


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